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二子で刺し網の密漁者を発見(2014/7/6)川幅一杯に刺し網が
7月6日、前日の不調で[二子も厳しいかな?]と気にしながら出漁。
 いつもの兵庫橋に到着すると、流れに木村さんの姿が見えた。タックルの準備をする間木村さんも何やらいじっている。
 準備を終わり声を掛けると「コイが全く反応しないのでオイカワ用のフライに交換していました」と説明してくれる。「水温が低かった」とか「全く水面に反応してくれない」等今日の状況の話。話の途中で目の前にコイが回遊してきたが、底近くを移動していて水面に反応する気木村さんが何やら配は全く見られない。しばらくお話をした後「そろそろ帰ります」とオイカワ狙いのキャストをすることなく木村さんは帰って行かれた。
 木村さんと別れた後、いつものお気に入りの崩れ護岸前に行く。「反応がない」と言うことだったが[ここで待てば必ず廻ってくる]と信じて、崩れ護岸横の巻き返しで回遊を待つ。
 流れにサーチしておいて、流れて行く下流や、目の前の巻き返しに出る反応と、見逃した後に出る波紋や水面の変化をキョロキョロしながら探す。
 目の前が期待できないので集中できないでいるときに限って突然フライに反応する。気が付いた時には合わせのタイミングが遅れていて、ピックアップしても空振りに終わってしまう。それでも[居た]と気を取り直して次の反岸際で1尾目応を待つ。
 待つ事30分。やっと対岸ギリギリに下流から水面に反応しながら廻ってくるのを見つける。[来た〜]と目の前に垂らしていたラインをピックアップして進路にキャスト。しかし急いで引き出したラインが短く、コイの移動筋に届かない。慌ててラインを引き出し、次の狙い目にキャストするが着水したフライの真下をコイが引き波を立てながら通過してしまう。
 [長さが合っていれば釣れたかもしれない]と思うとあわててキャストしたことが悔やまれる。
 しかし次のチャンスはすぐにやって来た。今度は上流の茂みの下で反応したのを見つけ、その出口にフライを落として待つと、予定通りのコースで移動して来て喰い付いてくれた。開始から32分で1尾は[厳し下流の倒竹横で2尾目い]と聞いていたので会心のヒット。
 次の反応は、キョロキョロしているときに見つけた下流側の倒竹の横に見えた黒い影。[あそこに居ると言うことは、下流側か上流側に移動するはず]と考え上流側にフライを落として待つ。[あれ?下流側だったか]と予想が外れたと思った瞬間、下流から頭が現れ、正解だったと喜びながら2尾目をゲット。
 それ以後も水面に波紋が広がるので、近くを狙ってキャストするが、対岸の茂みにフライを2つ引っ掛けてしまう。反応が無くなったのでフライの回収と引っ掛けた茂みと枯れ枝を削除して次回に備える。
 下流の様子を見に行ったがコイの姿が全く見えないので、久しぶりに上流側の様子を見に行く。崩れたブロックの下流側に黒い影がウロウロしているのでそこにウシガエルの卵キャストしようとしたが、岸辺から垂れ下がっているクズの先端が邪魔で思い通りのところに落とせない。少し下流側に落としてみたが、反応が無くここを諦めて二子橋下流に移動。
 流れ込みから下流を見ると、最下流からの流れ出しに親子連れのガサガサ隊が5人見える。[あれじゃダメかな?]と諦め気分で下流に進んでいるとき、岸辺に異様なものを見つける。近付いて覗き込むとカエルの卵。この付近にいるのはウシガエルだけで、ちょうど産卵期だからウシカエルに間違いないだろう。
 それを撮影後本流に移動。本流は水位が少し高く流れも速い。しかし先週よりかなり水位は下がっている。そんな流れを見ると、今まで流れていなかったところに水が入っている。上流の二子橋下から眺めると大きな期待できそうな流れが巻き返しになっているから、流れが治まると期待できるポイントになるだろう。今日は水遊びの若者がいるのでダメだけれど。
 下流も少し様子が変わっているので確認に行ったけれど、下流にアユ師が居たので反応ナシ。
 下流を諦め先週釣果のあった新二子橋上流の巻き返しに向かう。新二子橋の下から眺めると中州の先端に人影が見える。[釣りだとまずいな]などと考えながら上流へ向かうが途中で人影はなくなり一安心。
 上流の斜面を下り、中州に渡ると、先に見えた人影の荷物らしいのが茂みの横に見え[やはり釣りか]と気になったが、人影がないのでそのまま中州の先端に行き様子を見る。
 対岸前から足元まで眺めて気付いたのは、目の前に沈んでいる多摩川の密猟者白い紐。途中に青いものが等間隔に並んでいる(トップ画像)。[ひょっとしてこれは刺し網じゃないか?]と驚く。[組合の人かな?そうでなければ密猟者だ]と気になり、組合支部長に確認するが組合の人ではないらしい。[警察に連絡しましょうか?」「ちょっと待ってて。誰か行ってもらいますから」と言う事で支部長からの連絡を待つ。
 しばらくするとタモ網を持った若者がやって来た。「これはあなたの?」と聞くとなんと言ってるのか判らない言葉で「※&☆#…」と言う。「多摩川ではこれは禁止ですよ」と言って見たが全く無視して流れに入っていく。網を探りながら獲物を探しているようなので「Hey! Pick up!」と手振りを加えて叫ぶと驚いたように振り返る。流れに胸まで浸かって獲物の様子を見た最後に1尾追加後対岸から網を外して、折りたたみながら戻って来る。網には40cm程のコイが1尾掛かっていて、それを網でくるでそのままタモに入れて上流に戻る。「No fish. Release!」と叫んでみてもなにも聞こえないそぶりで無視。網をそのままリュックに詰め込み荷物をまとめて去って行った。顔つきや言葉からたぶん中国系だろう。あそこまで無視することは日本人にはできない。嫌な人種だ。
 嫌な気分になったが最初のポイントに戻り何とか1尾追加して日没終了。
 変な人種が二度と来ないことを祈るばかりだ。


ウシガエル


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