マルタの声に誘われて8ヶ月ぶりに出漁(2015/3/22)
3月22日、2014年の7月に頸椎に障害があるらしくバイクで走行中に右腕にしびれて我慢できなくなり、出漁が困難になってしまったのでとりあえずしびれが収まるまで出漁を自粛していた。しびれがほとんど気にならなくなってきた頃「そろそろ出かけようか」と思っていたが、モチベーションが低下しているらしくちょっとした寒さに出かける気力が湧いてこない。そのうち釣り仲間から「マルタが釣れた」の連絡が入り、暖かくなってきたので思い切って二子に出漁する。移動中腕にほんのわずか違和感はあったが、以前に比べると全く問題にならない程度なのでそのまま目的地に向かう。
いつもの兵庫橋袂に到着後本流のマルタポイントに直行。岸辺から流れに見えるはずの水面に水しぶきを探すが、それらしい飛沫はどこにも見つからない。
「少し上流にいるかもしれない」と移動してみたが反応なし。コイの方も少ないという情報に足下を探しながら移動。いつも数尾集まっている左岸の巻き返しにたどり着き上流側から様子を見る。しばらく反応がなかったが待っていると単発の反応が一つ出た。
「居た〜」と喜んで進行方向にキャスト。しかしフライには反応しない。あちこち移動しながらの反応が時々出るので、キョロキョロ水面を探していると、フライのある場所の水面が盛り上がっているのが視界の端に見えた。何も考える余裕もなくロッドが動き手元に重量感が伝わる。再開後の初物なのでいつもより慎重にやりとりして何とかゲット。
手応えは小型だったが取り込んでみると65cmでまずまずのサイズ。何とか1尾ゲットできたので一安心。その後も反応は出たがヒットできず移動。
右岸に渡って様子を見るか左岸を下るか悩んだが、そのまま下ることにする。途中新二子橋下に来るとフライマンが目の前を狙っている。よく見ると岸辺のブロックの間に沈んでいるマルタとコイの姿が見える。「やはり沈んで待機中か」と今日のマルタ狙いを諦めいつもの兵庫橋上にコイ狙いに移動。
兵庫橋上のポイントは、バードウォッチャーのカメラがあるのでお気に入りには行けそうにないので、流れ込みの様子を見るが岸辺に釣り人らしき姿。しかし竿を片付けているらしいので「お終いですか」「1尾釣れたから終わりです」「いいですか?」「どうぞ」ということで流れ込みからフライを沈めてキャスト。「たくさん居るんですよ」という話だったが先行者がさんざん粘った後らしく反応がない。しかもポイントの真上には岸から笹が覆い被さり、狙い所がない。再度キャストでポイントに落とし込み何とか1尾ゲットしたが反応が続かず下流に移動。
岸辺のバードウォッチャーが居なくなっていることを確認して、流れを下流に向かって様子を見る。しかしコイの姿がほとんど見られない。そればかりか浅くなってしまっている。しばらく来ないと変わるものだと思いながらここを切り上げる。岸辺に上がって次の場所を考え、二子橋の先の小さなポイントに行ってみることにする。
時折吹く風に水面は少し波立っているが、下流にポツポツ反応が出る。以前と少し流れの筋が変わっているが、その流れに乗せて反応の出ているところまでフライを送り込む。数度流し直した後フライの正面から頭が現れヒット。慎重に取り込んで3尾目。反応は消えることなく現れるので、気をよくして次を狙う。
水面に見える反応は移動が早く流芯の右に行ったり左に行ったりしているが活性は申し分なく元気。遠くまで送り込んだり近くを狙ったりしながら3尾を追加したところで反応は止まってしまう。
そこから右の本流に行こうと思っていたが、下流に以前よりもいい流れがありそうなのでそちらを覗くことにする。幅は狭いがストレートでほどほどの水深があり、数尾が反応している。岸辺からその反応に向かってフライを送り込んでみるが、コイの居る筋に届かない。流れに入り竿先の位置を変えて流し直すと30ヤードほど先でヒット。途中で一息ついてくれたところでカメラを取り出し撮影使用としたところで急に軽くなって外れてしまう。「あ〜、やっちゃった」その下流にも反応は見えたが、本流の様子を見たかったので右に移動。
本流に行く途中、中州のは咲き始めたカラシナが黄色い帯を作っていた。本流は風が強く波立っていて水面の反応が見えない。とりあえず二子橋まで戻って上流から反応を探すことにして振り返ると、夕日が二子橋の向こうに沈みかけている。
二子橋まで戻り下流を眺めると、横からでは気づかなかったが以前に比べて左岸が広くなっていた。流芯から下流に向かってサーチしてみるがそれらしい反応は出ない。「なんだ、だめか」と諦めかけたとき、すぐ下流の左岸前に反応が見えた。急いでラインを引き出しその反応に向かってキャストし送り込んでみたがフライが到着したときには反応は消えていた。
下流を諦め二子橋のすぐ上流の緩い流れの様子を見に行ったが、反応なし。岸辺にはルアーを投げる若者が数人居たので「これ以上上流はだめか」と諦める。
その頃から風が冷たくなってきたので「初日だし6尾釣れたからお終いにしよう」と撤収。
出かける前に道具をチェックしていると、フィルムカメラの電池がなくなっているし、ティペットも残り少ない。しかも途中でネットを持っていないことに気づき慌ててUターン。
記録用のカメラが使えないのでデジカメデータをプリント用に編集。釣果データの新年度分をまとめる作業があるのに、一週間前にハードディスクが壊れて取り替えたばかりだから、いつも使っているアプリの設定が不十分。ページの作成も8ヶ月やっていないと設定の仕方を忘れてしまっている。いろいろ手順を思い出しながらデータと画像の処理をしてページ作り。何とか2015年度のデータがスタート。これからがんばらなくっちゃ。 |