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今年のマルタは釣れないままかな?(2015/4/19)久しぶりの大物(80cm)
4月19日、前日の浅川でまずまずの釣果に気をよくして[とりあえずマルタを]と言うことで登戸から始める。堰下の上流部に反応が少ないことは前回確認したから、時間をかけず下流に移動。
 [そろそろ反応が出るはず]と期待したポイントに近づいたが、なぜか全く反応が出ない。広いポイントの中まで入り込んで、広範囲に探したが何も出ない。[何でだ?前回はあんなに元気よく反応したのに]とがっかりしながら元の右岸前に戻ってみると、石組み護岸の下流で元気な反久しぶりの大物(80cm)応が見つかった。
 [あそこにいた]と喜んで途中を一気に下って反応の上流へ。岸沿いの緩い流れにフライを載せて送り込む。しかし反応はフライの到着と同時に消え、下流に移動。移動するか立ち位置のまま送り込むか悩みながら[このまま流そう]とラインを送り出す。
 50ヤード近く送り出したとき、元気にフライの右から飛び出してきてヒット。一気に沖に走り重い。護岸前は流れが速く、大型だと取り込むのが難しいので少し流れの緩くなっている沖合で取り込むために、周辺の降りられそうな場所を探して流れに入り込む。
 65cmだったが太目で重く、取り込むのに時間がかかったが何とかネットイン。護岸を登って記録撮影後、護岸を降りてリリース。ヒットした下流にも反応が見え久しぶりの大物(80cm)たが、そこまで流すのは難しいので下流に移動。しかし反応は到着前に消えてしまう。
 護岸の終点近くに来てしまったが、コイの反応は見つからず[どこに行こうか。マルタの反応も見えないし]と次のポイントを悩みながら目の前に広がる流れを見ていると、対岸の草むらの影で水しぶきが上がり産卵が始まっているのを確認する。
 産卵に集まっているなら[中に色気より食い気のコイがいることがある]のを思い出し[釣れるかもしれない]と考える。しかも以前は深くて渡れなかったところが浅い瀬になっていて、マルタの反応も見つかるかもしれないので、両方狙いで対岸に渡る。しかし期待した瀬にマルタの水しぶきは見られず、その下流部の広がりは戻るのが大変なので、上流に見えた水しぶきの様子を久しぶりの大物(80cm)見に行くことにする。
 水辺から離れて岸辺にいるかもしれないコイを脅さないように上流側に回り込み、水しぶきの上がっていた草むら前の様子を見る。岸辺は水深が浅く普段なら回遊するところではないが、流し始めると草の向こうに水しぶきが上がり、水しぶきの中から沖に向かって頭を出しながら移動するコイがいた。[いるいる、あれだ]と期待してその筋にフライを送り込む。
 水しぶきの横を何事もなく通過したフライを引き戻し、再び流すと正面から元気に飛びついてきた。一尾目よりは引きは強くなかったが、沖の速めの流れに入り込み寄せるのに時間がかかってしまった。しかし何とかこれを取り込んで2尾目をゲット。
 周辺の反応が消えてしまったので、どこを渡渉するかを考えな久しぶりの大物(80cm)がら上流に向かう。以前[右岸から左岸に渡るときは下流の浅場から中州の延長部に渡り中州の上流から右岸に渡ることができたから、中州が消えてもその痕跡が残っているはず]と考え、上流から中州跡へ渡るところを探す。
  しかし中州に渡れそうなところが見つからない。以前は簡単に渡れた流れが意外に深くなっている。[だから中州が消えたのか]と納得しながら[上流に行けば浅い流れになるから]と上流に向かってみたが、流れの底の溝が深く、滑りやすいので渡渉を諦める。
 中州に渡れたら速くなって反応が見つからない最上流部の様子も見られたのだが、渡れない以上諦めるしかない。下流に下りながら[そろそろかな?]と浅いところを探しながら流れを斜めに下って右岸に渡り[次は久しぶりの大物(80cm)二子だ]とバイクに戻る。
 右岸の川崎側を下ると最初のポイントは平瀬川の合流点。歩道橋の下の様子を見ようと流れに降りると、下流に見慣れた釣り人の姿を見つけ「いないなさん、お久しぶりです」と携帯に電話する。
 「その橋の上に釣り人がいるでしょ。その前で釣っていいかどうか悩んで…。コイはたくさんいますよ」と情報をもらう。しかしたくさんいるけれど水面に反応するのは橋の上から垂れている糸の先だけ。餌を食べたくて食いついているのに、垂らしたままだから吸い込めなくてチュバチュバするだけ。いないなさんは「新二子橋下で待ってます」と移動して行かれたが、こちらは目の前のコイに未練が残りしばらくがんばってみた。しかし立ち位置が横からなのでラインの流しがうまくいか久しぶりの大物(80cm)ずヒットできなかった。
 歩道橋下を諦め新二子橋下のいないなさんと合流。ひとしきりの挨拶の後「いますよ、どうぞ」とポイントを譲ってもらう。目の前の水面に時折尾鰭が覗くがコイにしては先端がとがっている。「マルタですね」ということで今年の初マルタを狙ってキャストを繰り返す。しかし瀬に出ているのと違い少し水深のある流れで食いついてくれない。途中一度ヒットしたが一気に走ったところで外れてしまう。たぶんスレ掛かり。
 [釣れない]とぼやいているとき上流のいないなさんがヒット。少し時間がかかっていたからたぶん大型だろう。その20分後またまたヒット。今度はもっと時間がかかっていてなかなか寄ってこない。
 ネットインしたところで大型の姿が見えたので合流し、いないなさん久しぶりの大物(80cm)のカメラで記念撮影。その後もう1尾ヒットしたところで「下ります」と下流へ。粘ってもだめそうなので対岸の兵庫橋に移動。
 しかし兵庫橋上は全く反応なし。姿も少なくやっと見えたのも底近くを移動していて水面に興味なし。
 兵庫橋上を諦め最後の砦の二子橋下流に移動。流れ込みから様子を見るが反応が出ない。プール出口あたりにやっと反応が出たが、送り込むには遠すぎる。しばらく待つと少し上流で反応したが、フライの到着時にはもうそこにはいない。結局最後の砦も釣果なく登戸の2尾に終わってしまう。やはり二子は厳しい!



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