フライで鯉を釣る
最終更新日

メニュー
どうしてフライで釣れるの?
どんなところでコイを釣るのか
どんな釣り方でコイを釣るのか
どんなフライでコイを釣るのか
過去のデータと最新の釣果
コイの他に何が釣れるのか
釣れない理由は色々ある
多摩川でコイを釣るポイント
全国から頂いた鯉釣り情報
釣り上げたコイのデータ-1:口の掛かり位置
釣り上げたコイのデータ-2:場所による違い
釣り上げたコイのデータ-3:こんなに傷んでいる
釣り上げたコイのデータ-4:釣りに要した時間は
河原で見つけた花や鳥達
多摩川を空から見てみよう
多摩川の遊漁規則
皆さんから頂いた写真集
皆さんから頂いたデータ集
鯉釣りに関した最近の状況
HP更新状況
多摩川のライブ情報
鯉釣りのデータを下さい
トップページに戻る
[ドライで鱒を釣る]のページへ
Top-1
Top image
どんなタックルで鯉を釣るのか
鯉の大きさ
ドライフライで釣れるコイの大きさは、餌釣より平均して大きい。天敵の恐怖に打ち勝た勇気のある猛者なのか、水面の餌の魅力にとりつかた強欲者なのかは判らないが大きい。40cm以下は出てこない!小さいもので約1kg、60cmクラスで約3-4kgあり、時には7kg以上ある大物も釣れます。しかも、[コイの滝登り]と言われるように瞬発力は強い。流れに乗って一気に川下に走る時の力は想像を絶するものがあるので、その力に耐えられる道具が必要になるのです。

まずロッド(竿)
こんな仕掛けで渓流での釣りなら#3 - #5 のロッドで十分だが、コイの場合相手が違う。その引きに対抗するには#6 - #9 位のものを用意したい。長さも、場所によりポイントまで遠投をしなければならない場合もあるし、渓流のようにオーバーハングした木の枝等を気にする事もないので長い方が有利だ。8-1/2ft - 9-1/2ft 位は欲しい。アクションもあまり柔らかいと番手の小さいロッドでやり取りをしているのと変わらない結果になるし、ラインを長く出ている場合は、合わせのタイミングが遅れるので硬調のロッドの方が良い。
時々、渓流用の#3 - #4のロッドで釣っている人を見かけるが、やっと掛けたコイがなかなか手元に寄ってこない。それどころか、どんどんラインを引き出され、周りの釣り人の迷惑になっているのを見かける。対象魚に合わせたタックルを使って欲しい。場合によってはロッドを折られることになるから、コイの力を甘く見ないように。

フライライン
フライライン フライラインはロッドの番手に合わせればいい。もちろんフローティングである。ウエイトフォワードで十分だが、釣り方の所で説明するシューティングヘッドを出来れば使いたい。シューティングヘッドの場合は、ロッドの番手より1番〜2番大きい番手にすると良いと言われている。ランニングラインはフローティングタイプのレベルラインを 30yd x 2 (60yd)巻いている。ランニングラインには、モノコアのラインが細くて良さそうだが、これは意外と伸びるので、長く出した時にラインの伸びで合わせのタイミングが遅れてしまうので避ける。ランニングラインは芯にブレイテッドの入っているレベルラインがいい。そしてバッキングラインは50yd 程下巻きするとベストだ。ウエイトフォワードの場合もランニングラインを1本(30yd)フライラインの後ろに巻けばより効果的な釣りが出来る。

リール
リールリールはラインを収納する糸巻きと思えばどんなものでも良い。ただ、渓流などのようにフライライン一本(30yd)とバッキングラインのシステムよりランニングラインの多い分、ラインの全体量が多くなるので、ライン収納キャパシティーの大きいリールにする必要がある。ドラッグが調整出来るかどうか等は好みに合わせて選んで下さい。

テーパーリーダー
テーパーリーダーは、ブレイテッドラインが良い。フロータントオイルの浸透がよくしかもモノフィラに比べてしなやかでリールの巻き癖も付かない。長さ8ft 又は 10ft の長いフローティングタイプを購入し半分又は3等分に切る。切り口に新たにループを作り(元の両端はループになっている)テーパーの太い方をコイ釣りに、細い方を鱒釣りや渓流釣りに使うと経済的。
しかし、ブレイテッドテーパーリーダーは高価なので安価にしかも簡単に作れる方法を考えた。[ブレイテッドテーパーリーダーの作り方]参照。

ティペット
ティペットティペットは、コイの力に合わせて太くしたいところだが、あまり太いと敏感なコイに見破られるし、細いと合わせ等の瞬間の力に耐えられない。またコイの背鰭の第一棘の内側が鋸歯状になっているのでラインを傷つけることがある。まめにチェックする必要がある。太さは4X-3X、6lb - 8lb、1.2 - 1.5号位が適している。障害物の在るポイントでは太い物を、無い場合には細い物と使い分けても良い。最近のフロロカーボンのラインはすごく強いのでお奨めする。ただし比重がナイロンより重いので長くすると沈んでしまうのでフロータント処理した方がいい。長さは4ft位をベースにすると良いと思います。1ft 位まで短くなっても大丈夫。取り込み時ラインとリーダーの結び目が引っかかるのでリーダーとティペットを合わせた長さはロッドより短いこと。


ラインの接続
ラインの接続 ラインの結びは、テーパーリーダーまで全てループ to ループで結ぶ。メンテナンスがすごく簡単になるし、ガイドの抵抗が軽減される。フライラインやランニングラインのループの作り方は、ラインのコーティングをアセトンで溶かし、芯のブレイテッドの部分でループを作るとガイドの通りもスムーズになる。
ティペットの結びは現場でテーパーリーダーのループにクリンチノットかダンカンループで結ぶ。また、事前に必要な長さにカットしてティペットにループも作っておきループ to ループで結ぶとティペットの交換が素早くできる。

フライの結び方
フライの結び方も色々あるが、簡単でいちばん信頼しているのはクリンチノット。ヒット時のショックをやわらげるダンカンループも有効だが1尾掛ける毎に交換が必要なのが難点です。

その他の道具ウエストポーチの中身は
まず必要なものは、ウェーダー。長靴でも良いが下流にラインを真っ直ぐ流す為に立ち込まなければならない場合があるのでウェーダーの方がベター。いつ水の中に入らなければいけない事態が起こるかも判らないので、スニーカーでコイを釣ろうなんて考えは甘い!
次に必要なのがランディングネット。岸が砂利床で、魚をそのまま引きずり上げられれば不要なのだが、テトラの上からだと必ず必要になる。渓流用の小さな手網を使っている人もいるが、魚の大きさに合っていない場合が多い。頭がネットの奥まで入っているのにまだ半分も収まっていない、なんて事もあるので、出来るだけ大きいものを用意したい。既製の手網は口径の割に奥が浅いものが多いので、出来るだけ深いものを探すと良い(私は手網を自分で編んだ)。場所によって護岸が高く水際に降りられないところなどでは磯手網が必要なこともあるが持ち運びに難点がある。
釣り上げた魚の寸法を測るためにメジャーを持ち歩いているが、普通のメジャーは水に濡れると中のスプリングが錆びて使えなくなるので耐水のステンレス製のスプリングのものを使っている。
私の場合、釣果は必ず撮影してからリリースするのでカメラも必需品だ。使い捨てカメラは解像度が今一なので、ポケットカメラを持ち歩いていたが、カメラに砂が入り3台も壊したので今は防水防塵の[現場監督]を使っている。暗くなるまで釣ることが多いので懐中電灯も持ち歩いているし、水温計も持っている。
その他の細々した物は全てベストに収納している。勿論デジカメはベストの内ポケットに(笑)

荷物はコンパクトに
河原を広く移動することになるので、出来るだけ荷物はコンパクトにまとめる。フィッシングベストやウエストポーチに全てを収納するようにして、手にはロッド以外は持たないようにする。手提げバック等に荷物を入れての移動はコイの反応に瞬時に対応できないばかりでなく、流れを渡る時等に安定しないので避けるようにする。

ルールを守って
一般河川のほとんどは漁業組合が管理していて、釣り時間や釣り方、竿の本数等を規制していたり、入漁料を徴収している場合もあります。決められたルールを守って釣りを楽しんでください。
また、フライの場合、キャスト時に必ず後ろを確認する事を習慣にしてください。見物人は釣り人に気を使って静かに近付いてくることがあるので、こちらが気が付かないと、とんでもない大物を釣ってしまいます。後ろをチェックする癖がついていると、茂みにフライを引っかけることも少なくなると思います。


To Page Top
サイトマップへ
Copyright © 2011 Katsumasa Fujita